メダカの飼い方、餌用メダカ、改良メダカ、水槽、ベランダでプラ池飼育、真夏や冬は?
メダカの飼い方、餌用メダカ、改良メダカ、水槽、ベランダでプラ池飼育、真夏や冬は?
メダカなんて、その辺にいるんだから飼い方なんて説明しなくても、その辺で網ですくってくればいいじゃないか??
なんて、今では地方の自然が残るような場所でなければ不可能になりました。それも、日本のメダカは絶滅危惧種になってしまったので、 捕獲も色々と制限がありそうです。
それどころか、都会でも、昔は池があったりしたらそこで、食パンの耳をちぎって投げると、小魚(正式名称はわかりませんが、地域によって種類がちがうのだと思います。) 餌にピラニアのような勢いで寄ってきたところを網で一網打尽にします。
1000匹位は軽くとれてしまうわけですが、持って返っても、1、2時間でみんなだめになってしまいました。
色も灰色でなんの特徴もない地味な魚で飼育、観賞の価値はもっとも低い部類だという、魚のお手本のような基本的な形をした魚がいました。
大きさは3,4cm以内です。多分、水が綺麗なら天ぷらや佃煮にして食べていたでしょう。そうです。そういう、昔の子供は漁の模擬練習ができて、 古き時代の生活を体験することができたのです。たとえ、大都会のどまんなかであってでさえもできました。
今じゃ、捕獲はもちろん、餌をあげることさえ禁止です。
川へいけばまだ若干は可能なようですが、やはり、規制が厳しいです。昔はそれを販売している店もあったのですが。
都会では、まず、無理だと思ったほうがいいです。
メダカは変わった形をしています。扁平で平べったい、カダヤシ目という仲間で非常に面白い魚です。
メダカの飼育は難しいか?
メダカは自然環境下で姿を消したように日本のメダカにおいては、かなり魚としては弱いほうだと思います。
それは体力、敵から身を守る素早さ、汚れに対する耐性。
全てが弱いと思ったほうがいいです。ただ、ただ単に繁殖力だけは強いのがヒメダカという薄いオレンジ色の一番有名なものです。
そのため、流通に乗って大量繁殖したり、自然下でも繁殖して自生しているものも居ます。
これが実質的なメダカというものになるようです。ほんとうはニホンメダカというメダカは地味な灰色のメダカでした。
つまり、メダカの飼育は、難しい、繊細だということが言えると思います。
安いからいくらでも代わりのメダカがいる?
極端にいうと、餌用メダカをどんどんと減るたびに入れていけばいいだけという考えもありますが、
ダメになったメダカをすくい取る虚しさを考えると、楽しさのかけらもありません。ただ、餌として、一日に100匹位食べている魚を買っている人は、 餌に過ぎません。
ジャコや煮干しをかわいそうと感じますか?
いくらでも食べています。そういう感じでたくさんいるわけです。むろん、ネオンテトラもアマゾン川のチリメンジャコの材料になるのかも しれません。乾燥すると色が消えてイワシのようになりあまり見分けがつきません。
それはさておき、そういう弱い、生存競争でも魚では底辺にいるような魚を飼育するわけですから、設備は極上でないとダメかもしれません。
ここでいう、最上級の飼育設備は天然、野生の、自然環境下ということです。
なんでも露天のほうがいい、野天はもっといいというものです。雨水が入り、川から流れがあり最高の環境となります。
こういうのを再現することは庭が自然の土地になっていないかぎり無理です。
そういう場所もあって、天然の川の水を水路にひいてきて家の軒先まで引き込んでいる伝統的な家屋があります。こういうところでは、 魚がもっとも元気に飼育出来ていますし、食べたりも出来ますし、共存という状態です。
閉鎖された水槽、室内、という環境では非常に難しいものになってきます。それを踏まえた上で飼育することを考えるのが正しいかと思います。
本当に、屋外、ベランダのバケツでも、そちらのほうがずっと簡単に飼育できます。
アウトレット・ショッピングモールで売られていた高級メダカ
今でもあるのでしょうか?
昔は、アウトレット・ショッピングモールが出来たといって、郊外まで自家用車で高速を使い、洋服や靴を買いに行きました。
昔は、スーパーの上の階で売られている無名のメーカーの洋服か、都市部のメトロと言われるほどの駅にある原宿、渋谷を始めとした高級アパレルブランド SHOPでしか、服は買うことが出来ませんでした。
若干、カタログ販売という通販もありましたが、微々たるもので、今やそれが主流となっていますので不思議なものです。
そうです。渋谷、原宿、各地方の大都市の駅にしかない高い洋服が、アウトレット・ショッピングモールに行けば、安いお買い得なものが買えたのです。
そこでみな、高い維持費、ガソリン代、まだ高かった高速代を支払ってでも郊外へ100km近くの距離を走らせていったものでした。
デフレの始まりになるとは思いもしませんでしたが。
そこでは、通常は3万円で売られているものが1万円で買えるというのです。みな飛びつくわけです。普通に若者が満足できるような服は、 ターミナル駅の高級アパレルSHOPへでもいかない限り、手に入らない時代だったのです。文字が違う靴などはよくありましたが。
そういうことでずいぶんと賑わったものです。
今では普通のショッピングモールとなっていて別に普通の製品が売られています。
そんなアウトレットショッピングモールでも、ペットショップがありました。
別に買い手の付かないまま成犬になった犬が安く売られているわけではありません。
そこでは、メダカも売られていたのですが、デッドストックでもアウトレットでもありません。
しかし、2000円もするメダカが大事そうに売られています。もちろん、売れ残りではなく、生まれて育って若くてぴちぴちの一番いい時期のメダカの 幼魚です。
こんなに新しい商品がアウトレット・ショッピングモールで売られていることになんの疑問も湧かないような状態になっていましたが、 それでも、えらく高い値段にびっくりしたものです。
そんないつの時代の人かと疑われるようなことはいいのですが、とにかく、高いメダカが居るということを覚えておく必要があります。
そして、弱いのです。つまり、非常に商売としてはいいものだと言えます。そのためか、非常にたくさんのメダカブリーダーさんが起業し、ビジネスをスタート させた時代でもありました。
今では、そういうペットショップでは、安い餌用として売られているメダカであっても、1匹づつ高い値段で売られています。
実は主力商品なわけです。メダカも改良が繰り返され、数十種類のメダカが誕生しました。
そのため、店の大部分がメダカ売り場という、昔は考えられもしなかった状況が広がっています。
高級だった熱帯魚はその数十分の1の値段で売られています。いずれ、熱帯魚は居なくなるのでしょうか?いや、熱帯魚屋さんという、 トロピカルフィッシュSHOPという名前が変わりつつあるようです。
アクアリウム、水槽飼育、などという大きなジャンルで括られているようです。
だいぶ、変遷を辿ってきた中で特に大きな変化が起きたのがメダカの扱いでもあります。
もっとも、高級な魚、それはメダカ!